ビジネスの種類は2種類しかないと思う。
若干、自己啓発や宗教的な表現かも知れないが、僕はこう思っています。
「お金だけが沢山得られるが、他のものを失うビジネス」
「お金も他のものも沢山得られるビジネス」
「他のもの」とは、時間・肉体的な健康・精神的な健康・人間関係・高い人間性・若々しい見た目・愛・尊敬などである。
お金持ちと幸せはイコールではない。むしろ別の道。
お金が沢山あっても幸せとは限らない
起業志望の人、または、起業したての人と話すと、ほぼ同じイメージだと気付く。
「お金が沢山あった方が幸せになれる」
「お金と幸せは比例する」
しかし、起業して、何期もビジネスを継続させている人と話すとイメージはまったく違う。
「お金を得るビジネスと、幸せになるビジネスは、種類が違う」
「新しいビジネスを作る時は、お金持ちになりたいか、幸せになりたいか、目的を明確にする」
などと言う人が多い。
「ビジネス=お金を得るための手段」としか考えていない人達にとって、この考えは理解できないと思う。
しかし事実、そうだ。
お金に執着した結果、他のすべてを失った
お金だけに執着したために、時間・健康・周りの信頼や人間関係・人間性を失っている人を僕は沢山知っている。
お金は人生を良くするために必要。かなり必要。しかし、最重要ではない。
さらに面白いのが「幸せになるビジネスをしてる人の方が、お金持ちになるビジネスをしてる人よりも、お金をもっている」という事。
結局、長期的に見ると、お金だけに執着している人の所に、お金は集まらない、という事になる。
僕の友人の一人で事業で大成功している人がいる。
彼は大学卒業後に奥さんと起業した。
起業後すぐに、彼は他の国へ移り住んで、現地で服を買い付けて、地元にいる奥さんに送る。
奥さんは、その服を売りまくる。
数年後、彼らの資産はかなり膨らみ、最終的には、デザインから製造・販売まで、すべて自社で行うことになる。
さらにその後、レストラン・エステサロン・子供向けカルチャースクールを始める。
当然ながら、家はデカイし、車は高級車、
銀行口座にも他の人の生涯年収の何倍もの金額が入っている。
そんな時に、僕と彼は出会った。
彼は僕に言った。
自分たちは事業で大成功しているし、他の人が羨む生活をしている。
2人の息子たちは死ぬまで何もしなくても良い生活を確保したし、彼らの子供(自分の孫)までは、何もしなくても良いはず。
得たお金は大きい。
しかし、失った時間はもっと大きい。
お金に執着したビジネスをしてたおかげで、子供たちとの貴重な時間が無かった。
息子たちに自分たちのビジネスを継がせたいが、今のビジネスを継がせると、彼らも子供たちとの大切な時間を失うことがイメージできる。
何か良いビジネスは知らない?
または、良いビジネスの作り方を知らない?
ビジネスは継がせたい。しかし、辛い思い出は子供に継がせたくない。
実は同じ悩みの事業主は多い。
「自分は良いけど、子供に自分と同じ思いはさせたくない」
そんな人達に、「幸せになるビジネスの作り方」を教えるのが僕のビジネスの1つ。
宗教や自己啓発セミナーは悪くない。
幸せを再認識させるからね。
でも、それを得る方法は無い。
いや、彼らは教えられない。
コンサルタントと呼ばれる人達の多くは、事業を作った経験が無い。
作ったことが無いから、数々の苦労が分からない。
所詮、机上の空論。
あ、ちなみに、人それぞれ幸せの価値観は違うのは、ちゃんと理解しています。
なので、僕のコンサルティングは、フランクリンプランナーと同じように、各人・各企業の「価値観の明確化」が先で、その後に「目標設定」です。
方向性と手段の両方を教えられる人が少ないのは、僕にとってラッキー。
でも、大勢の人にとっては、アンラッキー。
全員を助けるのは不可能だから、僕の周りの人だけにでも、良い影響を与えられたらいいかな、と思っています。