収入軸の分散化のススメ
前回の記事
「一人社長という働き方。オフィスはいりません」
http://tokyo81.com/286.html
でも書きましたが、私は場所が固定されるのが嫌いです。
商圏が固定されるのはかなり嫌い
商圏を固定したくない理由は、「私が働く場所が固定されてしまうから」「顧客が一箇所にいるから」です。特に顧客が一箇所に固まっているのはリスクだと思うようになりました。
2011年の東北大地震以降、日本のオフラインビジネスにおいて、すべての顧客が同じ地域にいることは最大のリスクとなりました。特に、関東および関東から北の地域。
私のオフラインビジネスの先輩で、何十年もそのビジネスだけで生活していたのに、あの地震により売上が激減、いや、ゼロになり、ビジネスだけでなく、生活も破綻してしまった人がいます。
あとになって「なぜ調子が良い時に、他の地域に展開しなかったのか」などと言う人もいますが、それは外野だから言えること。利益が順調に増えていっている多くのビジネスオーナーにとって「他地域に展開する必要性は分かってはいるけど、緊急性が無い」事案だからです。
一つのカゴに卵を全部いれてはいけない
これは有名な投資の格言です。
投資とビジネスは本来まったく軸が異なりますが、共通する考え方や知恵はあります。
その中の1つがこれです。
英語では「Don’t put all your eggs in one basket」、直訳すると「一つのカゴに、あなたの全ての卵を入れてはいけない」となり、投資用語として意訳すると「1つの投資先に、持っている全額を投資してはいけない」となります。
いわゆる「リスク分散」「リスクヘッジ」の考え方です。
投資においてもビジネスにおいても、私もこれは激しく同意しますのでビジネスを作る時は「3」が意識するようにしています。
ビジネスは3が大事
3とは・・・
1ビジネス 3都市・1ヶ国
1ビジネス 3通貨
3ビジネス 1都市・1ヶ国
ということです。
Youtubeアドセンスでいうならば、
Youtubeアドセンスで、収入が入るチャンネルを3つ以上構築していく
ということです。
長期的に稼ぐために収入軸を分散化する
「短期的に大きく稼ぐ」のと、「長期的に安定して稼ぐ」のは、やるべき事が違います。
「長期的に安定して稼ぎ続けられるように、リスクを最小限に留める」と何が良いかというと、たとえば、「収入軸のチャンネルを失った時の精神的ダメージも最小限に留められる」からです。
多くの人は精神的に強くはありません。
大きなものを失った時に、「ラッキー♪ (・∀・)」と捉えられる人はごく僅かで、殆どの人はショックで行動が止まってしまいます。
さらに、復活するまでに多くの時間がかかる場合が多く、ブランクが出来れば出来るほど、コツ・ツボ・勘は反比例して無くなっていく(忘れていく)ので、そのまま敗れ去る人が多いのです。
「自分はそんな事無いよー」と思っていても、いざ、そういう場面に来ると、”予定通り”に凹みます。
ですから、収入を失う事よりも、そのまま敗れ去っていくリスクをヘッジするために、出来る限りの収入の分散化をしておいた方が良いわけです。
ちなみに、現状で余力があるなしに関わらず分散化はすべきですが、1収入軸ごとに、違ったスキルをもつ必要はありませんよ。
ではまた。