ネットビジネス業界の人は本当にこの考えが多い。
「月収100万円稼ぎたかったら、100万円稼いだことある人からしか教わってはいけない」
半分合ってますが、半分間違っています。
プレイヤーとして優秀な人とコーチとして優秀な人
- 100メートルの世界記録保持者
- 100メートルの世界記録保持者のコーチ
あなたは、どちらに教わりたいでしょうか。
僕は②です。
理由は、名プレーヤーを育てた人に僕も育ててもらいたいから。
ラッキーで成功できる人もいる。だけどラッキーで名コーチにはなれない。
スポーツでもビジネスでも、良い結果を残した多くの人は、才能・努力・運が他の人よりも優れていたからです。
しかし、中にはラッキーで成功してしまった人が沢山います。
実力 or ラッキー、どちらにしても、
その人が元々持っていたもの(才能)
+ その後に増やしたもの(努力)
+ 運や縁など
によって結果が出ました。
さて、これらは他人が再現できるものなのでしょうか?
武器はみんな違う
裕福な親からお金をもらって起業して、親のコネを使って良い人材を獲得して、起業直後から有料広告を大量に投下して会社を大きくした人は、ビジネスの成功者です。
「あいつは親からのカネで成功した」とか、
「あいつは親のコネが使えたから成功した」とか、
「あいつは有料広告を他社より使えたから成功した」とか、
アホな思考で妬む人は多いでしょうが、これはビジネスです。
持っている・持っていた武器が違うのは当然で、むしろ、同じ条件でビジネスをしろという言う人がいるならば、ビジネス界から去るべきです。
私たちが考えなければいけないのは、「いま自分が持っている武器を使って、どうやって良い結果を出すか」のみです。
他人の武器を使えない人とどんな武器でも使い方を知っている人
成功したプレイヤーの多くは、自分の持っている武器の使い方には長けているけれど、他人の持っている武器の使い方は知りません。
したがって、自分と同じ武器の人には良い結果を出すための使い方を教えることはできますが、違う武器の人には教えることができません。
※以下ワンピースネタですみません。。。
ゾロが教えられるのは刀の使い方であり、刀を使いこなすための練習法です。
サンジが教えられるのは脚を使った攻撃法であり、脚を鍛えるための練習法です。
ゾロがサンジに剣の使い方を聞くことはありません、聞くならミホークです。
当たり前ですが、彼らは名プレーヤーですが、名コーチではありません。
しかし、世の中には、ごく少数ですが、どんな武器でも使い方を教えることが出来る人がいるのです。
それが名コーチ達です。
コーチの目的は教えるプレーヤーが求める結果を出すための方法を教えること
プレーヤーとコーチ、成るのが簡単なのはプレーヤーです。
コーチは、教える相手が求める結果を出す方法を常に理解していなくてはいけなく、それが自分と違う武器でも関係ありません。
生徒が持っている武器の良いところ・悪いところを理解・把握し、その武器を使って彼らが良い結果を出すためにどうすれば良いのかという方向性を示し導かなければいけません。
最初に書いた
「月収100万円稼ぎたかったら、100万円稼いだことある人からしか教わってはいけない」
半分合ってますが、半分間違っています。
これを修正・補足すると、
月収100万円稼ぎたかったら、
- 自分が持っている武器と同じ武器で100万円稼いだ人
- 自分の持っている武器を使って100万円稼ぐ方法を教えてくれる人
からしか教わってはいけない
です。
ビジネスにおいて武器とは何か
ビジネスにおいて「武器」とは以下のものです。
- 人材
- お金
- 商品(サービス含む)
- 情報
- 時間
- 情熱
挙げればもっとありますが、これらは必須なものです。
最後の「情熱」は意外と大事ですよ。
不幸からの大逆転ストーリー
借金だらけの高卒フリーターが3ヶ月で100万円稼いだ方法
2人の子持ち主婦が旦那の月収を1ヶ月で超えた方法
これらの見出しはネットビジネスでは普通で、フレーズとしてのブームは終わっていますが、まだ客寄せ効果(興味を引く効果)はあります。
さて、これらのキャッチフレーズを見て、どう思いますか?
もしかして、キャッチフレーズだけ見て内容を確認せずに、「こんな人達にも出来たのだから、自分にも出来るかも・・・」とか思っていませんか?
出発地点とゴール地点とゴールに行く手段
- まったくお金が無くて東京駅から大阪駅に行きたい人
- いくらでも移動手段にお金を使えて名古屋駅から福岡駅に行きたい人
この2人に教える方法は同じでしょうか?
まったく違いますよね?
僕もあなたも、ビジネスで良い結果を出したいと思う人は、
- いま自分がいる場所
- 自分が行きたい場所
- 使える武器
- 追加すべき武器
をしっかり考えなければいけません。
でも、戦ったことが無いモンスターに対して、どんな武器を用意したら良いのか分からないのと同じように、行ったことがない場所にどうやって行くのがよいか分かりません。
ビジネスも同じで、
自分の行きたい場所に行く方法を教えてくれる人に教わるべきで、仮に、その人がそこに行ったことが無かったとしても問題ありません。
ネットビジネスでコンサルと名乗るやつのほとんどはクソコーチ
ビジネスを教わるときに、マジで気をつけなければいけないのが「知ったかぶり」です。
パレートの法則と同じ、いや、それ以上に、良いコーチと悪いコーチ(ただの知ったかぶりコーチ)の比は大きいです。
おそらく、99 : 1 くらいでしょう。
ですから、もし良いコーチと出会いたかったら、まずは多くの人と知り合い、確認するしかありません。
または、自分と同じ武器・同じ出発地点・同じゴール地点の人にコーチになってもらうか、その人のコーチを紹介してもらうのが良いでしょう。
三浦考偉さんは良いコーチ
慶應幼稚舎から慶応大学&博報堂と王道エリートの三浦考偉さんを見てて、ほんとうに凄いと思うのは、自分が教えることが出来ないと判断したら、その人にあった人を紹介しているところです。
これは出来るようで出来ません。
間違った思考だと「自分が出来ないことを出来る人を紹介する = 負けを受け入れる」だからです。
エリートだった男性ほど、この思考は多く、また無意識なので手に負えません。
三浦さんは、自分でもプレイヤーとして結果を残しながら、コーチとしても結果を残しています。
さらに、自分が教えるのが苦手だと判断した時には、別の人を紹介しています。
どの業界でも、プレイヤーとコーチ、両面で良い結果を出し続けられる人は、ほんとうに少ないです。
時間を失ってはいけない
間違った人から教わって結果が出ないのは悲劇です。
人生で一番大事な、時間を失うからです。
お金を失うのは問題ありません。
取り戻せますから。
しかし、失った時間を取り戻すことはできません。
自分のことしか考えない人は、自分のお金が一番大事。
相手のことを考えられる人は、相手の時間が一番大事。
これは僕が以前、大企業の経営者から教わった言葉の1つです。
おわりに
ぶっちゃけ、、、良いコーチと出会えるのは奇跡です。
なので、もしそういう方と出会い、その人から学びたいと思うならば、死にものぐるいで食い付くべきです。
多少のお金や時間が掛かったとしても、クソコーチに関わって失うお金や時間よりも少ないです。
全員は成功できませんが、1人でも多くの人が良いコーチに出会えて、良い結果が出せることを祈ってます。
ではまた。