みんな会社のための人生は嫌だと思っているけど、みんなそれを選ぶ。
たとえ話しです。
あなたの所持金は、3万円。
あなたはその3万円を最高の使い方をしたいけれど、今はその方法が分からない。
ある人が言いました。
「僕に1万5千円をくれれば、残りの1万5千円の最高の使い方を教えてあげるよ」
あなたはどうしますか?
自分で3万円の使い方を考えますか?
それとも??
自分の資産は自分のために使いたい!と思っている人に聞きたいことがあります。
自分のお金は自分のために使いたいですよね?
誰でもそう思っているはずです。
それが満足したあとに、見返りを求めないお金の使い方を考えるのが人間というもの。
では「時間」はどうでしょうか。
最初に書いた「3万円」とは例え話で、実際は「3万日」と伝えたかったんです。
ここでもう一度最初の質問を書き換えますね。
あなたの人生は3万日。
あなたはその3万日を最高の使い方をしたいけれど、今はその方法が分からない。
ある人が言いました。
「僕に1万5千日をくれれば、残りの1万5千日の最高の使い方を教えてあげるよ」
あなたはどうしますか?
自分で3万円の使い方を考えますか?
それとも??
僕は「自分で3万日を使いたい! なんで赤の他人に自分の人生の大事な時間をあげなきゃいけないの!?」って思います。
約3万日 = 365日 × 80年
3万円、いや、3万日の使い方、ちゃんと考えてみませんか??
人生はマジでタイム・イズ・マネー
僕はこの言葉「タイム・イズ・マネー」を言った偉人が好きです。
ベンジャミン・フランクリン氏、上の写真で12時の位置にある、100ドル紙幣の顔になっているのがこの人です。
彼は84年の人生の中で、他の人が1つでも成し遂げたら大成功と言われるレベルの事業や発明を幾つも成し遂げました。
「避雷針」「ロッキングチェア」「遠近両用眼鏡」「グラスハーモニカ」「サマータイム制」「アメリカ初の公共図書館」、しまいには、「アメリカ独立宣言書に署名した5人のうちの1人」です。
そんな大偉人の彼が、常に意識していた行動規範「フランクリンの十三徳」というのがあります。
【フランクリンの十三徳】
節制 飽くほど食うなかれ。酔うまで飲むなかれ。
沈黙 自他に益なきことを語るなかれ。駄弁を弄するなかれ。
規律 物はすべて所を定めて置くべし。仕事はすべて時を定めてなすべし。
決断 なすべきをなさんと決心すべし。決心したることは必ず実行すべし。
節約 自他に益なきことに金銭を費やすなかれ。すなわち、浪費するなかれ。
勤勉 時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。
誠実 詐りを用いて人を害するなかれ。心事は無邪気に公正に保つべし。口に出だすこともまた然るべし。
正義 他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず。
中庸 極端を避くべし。たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。
清潔 身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。
平静 小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に平静を失うなかれ。
純潔 性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、これにふけりて頭脳を鈍らせ、身体を弱め、または自他の平安ないし信用を傷つけるがごときことあるべからず。
謙譲 イエスおよびソクラテスに見習うべし。
この中で『勤勉 時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。』こそ、幾つもの偉業を成し遂げられた理由です。
つまり、彼は「自分の人生の大事な時間の、有効的な使い方」を意識していたのです。
緊急なもの、重要なもの、それ以外
フランクリン・プランナーのセミナーに参加された方は理解されていると思いますが、「時間の使い方」を学ぶ前に、自分の人生において、何が重要で・何が緊急で・何がそれ以外なのか、ここを明確にするのがフランクリン的人生設計の第一ステップです。
多くの人は、ただ流されるままに時間を浪費し、あとから「こうしておけば良かった」とぼやきます。
「やって失敗する」よりも「やらないで後悔する」方が気持ちは沈みます。しかも、それをするためにベストな時間や健康やお金はすでに無かったりしますので、余計にショックも大きいですよね。
だから、僕は「自分の人生において、大事なことはなんだろう」と常に考えます。そして、それを実行するための準備を急ぎます。
準備 90%
行動 10%
これは僕がビジネスの師匠から学んだマインドセットの1つです。
多くの人は、準備ゼロ・行動100、ですので、そりゃ失敗しますって。
そんなのは、裸で戦場に行くようなものですし、食料も水もテントも無しに砂漠に行くようなものです。道具もなしに生き残れる人は事前にそれに対する知識があったからで、偶然生き残る確率なんて宝くじに当たるより低いです。
おわりに
しつこいようですが、ここでもう一度書きますね。
あなたの大事な3万日、何に使いたいですか?
あなたが今30歳ならば残りは50年。
もう1万8千日(50年 × 365日)しかありませんよ。
そのうちの1万1千日(30年 × 365日)を会社のために使いたいんですか??
24歳の時、これを知り、自分の残り時間を計算して、かなりショックを受け、(夢とは別方向の道である)会社に行くことが出来なくなりました。。。