僕は、いや、このブログを訪れる人の多くが、「転売は面倒くさい」と思ってるはず。
でも、転売ほど仕組み化・自動化しやすいモデルは多くないので、ちゃんと構築すれば自由な時間がかなり手に入るんですよ。
転売のジレンマ
自分で関わる場合、
利益率を高めようとすると、メーカーに近い立場になるか、相場よりも安い店舗に出向かないといけない。
かといって、
自宅で完結させる=ネットで仕入れると、移動時間が無くなるが、利益率が下がる。
まぁ、普通に考えれば、そりゃそうだ。
ライバルがいない or まだ来ていない場所は必然的に利益率が高く、ライバルがいる場所は利益率が下がる。
個人レベルの転売は需要よりも供給側が相場を作っている
一般的には、
「出品者数>購入者数」となれば相場は下がり、
「出品者数<購入者数」となれば相場は上がる。
これは当たり前なのだが、実は低価格商品の相場は購入者ではなく、出品者によって上下している。
個人が多く参入している低価格(数百円〜数万円程度)の転売市場の場合、売っている人は在庫を悪だと思い込んでる人が多く、在庫で持つくらいならば多少の利益を下げても売ってしまう。
それが相場が崩れる要因の一つ。
つまり、
購入者はまだまだ沢山いるのにも関わらず、出品者が自分の支払いサイクルまでしか待てず、数日〜数週間までばかなり利益が出るのに、目先の回収を急ぐがあまり、売値を下げてしまう。
転売をしたことがない人には想像つかないが、やってみればすぐ分かります。
そういえば、「転売は行動力よりもメンタル勝負」って言ってた人がいたなぁ。
何千年も続く王道ビジネスが転売
転売の良いところの一つは、ビジネスモデルとしては何千年も続く王道モデルなわけで、いたる所にマニュアルがあるところ。
ちなみに、転売は「どこかで店で買い、他の店で売る」ことであり、貿易は「どこかの国で買い、他の国で売る」ことである。
つまり転売と貿易は言葉の違いだけであって、やっていることは同じ。
なのに、「貿易業」というとオシャレでイケてるイメージがあるのに、「転売業」というと怪しいイケてないイメージがあるんですよねぇ。
よし、今度からは「貿易ビジネス」と名乗ってみよう、うん。笑
さて、
ここまで御託を並べたが、難しいこと言わなくても、転売は結局のところこれしかない。
なるべく安く仕入れて、
仕入れ値よりも高く売る。
あとはブレイクダウンして、
・何を(有形物、情報、サービス)
・いつ(いつ買う、いつ売る)
・どうやって(オンライン、オフライン)
・誰に(法人、個人、国籍、性別、年齢など)
・いくらで(利益額)
を考えてバランスを取る。
実績や経験がゼロから始めたとしても、転売の場合、タスク細分化も現状課題リストアップもしやすく、書籍やネットやセミナーなどにも解決策が溢れてる。
実はこんな構築しやすいビジネスはなかなか無いんですよね、ほんとに。
上記の商品選択・販売などよりも一番クリティカルな課題が、
- 自分(個人)でやるか
- 従業員を雇って組織としてやるか
- 外注さんや外注サービスを使うか
を決めること。
ここはもう好みでしかない。
四六時中働いてないとダメというワーカホリックは全部自分でやる。
小さい組織でもいいからトップになりたい人(社長という肩書きラブな人含む)は社員やバイトを雇う。
ビジネスは手段であり1人でフラフラしたい人は外注サービス選ぶ。
僕はもちろん、組織なんか持たず、超効率的に生産性を超上げてフラフラしてたい人なので、外注さんや外注サービス、あとは自動化ツールを多用します。
汗水たらさないでお金を稼ぐ事はすごく良いこと
カーネギーの「人を動かす」はだいぶ前に記事にしましたし、マネージメント論とかマネージメント法とか高いお金を払い時間を掛けて、より高いレベルで学んでますが、僕個人としては、誰もマネージメントしたくないし・されたくないし、同じ場所に縛られたくないので、組織なんか持ちたくないです。
ただ、この考え方でビジネスやろうとすると、意外と誤解されます。
なぜなら、実質上限無しの労働力や大量労働によって良い生活を手に入れた世代にとって、「周りよりも多いお金をもらうには、周りよりも手足頭を動かして、汗水たらして、長時間×長期間の不遇な時間を過ごす必要がある」と思ってしまっているからです。
さらに、そういう世代に教わった人も同じ見方をするので、すでにバブル崩壊を経て21世紀になってるのに、同年代にもこの考え方が染み込まれてる。
僕が自分でも使っている(紹介している)ITツール・ITサービス・外注さん・外注サービスは、僕単体を見てても使っているかどうかが分かりにくい。
さらには、多くの仕事がデータのやり取り(支払・入金含む)で完結してしまうので、一見すると(よく調べたりしないと)、「あいつは、手も足も頭もお金も使わずに、ラクして稼いでいる」と受け取られてしまいます。
まぁ僕はそんな根拠なき批判はまったく気になりませんが。
とにかく王道ビジネスの一つの転売ほど、仕組み化・外注化しやすいものは少なく、自分ではなく商品の質や価値がキーなので、自分の過去や状況は一切関係ありません。
必要なのは、売れる商品のみ。
さいごに
アフィリエイトに比べると転売は分かりやすいビジネスなので、騙そうとする人も多いです。
ネットビジネス中心で展開されている無料オファー系高額塾に限らず、転売系にはほんとに様々な詐欺系サービスが何千年も存在しています。詐欺と言っても玉石混交で、詐欺の手口の教科書に乗っている超王道ようなものから、「その切り口すげー!」と若干感動してしまうようなハイレベルな(?)ものまであったりします。でも詐欺ですけどね。
この辺は、ソーシャルエンジニアリングの本とか読むと分かりやすく、「影響力の武器」を悪用するのも効果あります。ただ、そういうのを知っていても騙されるときは騙されますので、少しでも違和感を感じたら辞めたほうがよいですよ、マジで。
国内転売・輸入転売・輸出転売、どれを選ぼうと、お金を払ったのに商品が届かない、違う商品が届いた、壊れていた、なんて当たり前ですし、一方で、商品買った人からの不可解な返品クレームも存在します。
しかし改めて言いますが、
転売はポジティブ要素もネガティブ要素もありますが仕組み化・外注化がしやすいので、ヒマな時間を作りたい人にはオススメしたいビジネスの一つです。
ではまた〜〜。